担保なし住宅ローンをもっと理解したい方へ
もしあなたが担保なし住宅ローンの利用を検討しているのであれば、以下のような考えを一度は持ったことはありませんか?
- 担保なし住宅ローンについてもっと知りたい
- 普通の住宅ローンと何が違うの?
- 担保なし住宅ローンのメリット・デメリットを理解したい
- おすすめの担保なし住宅ローンとは
実際に担保なし住宅ローンに関心のある人であれば、上記のような疑問を持っている人は多いです。なんとか疑問をクリアにして、次のステップに進みたいですよね。
そこで今回の記事では、担保なし住宅ローンに関心のある人であれば、絶対に知っておくべき必須情報をご紹介していきます。
この記事を読むことによって、担保なし住宅ローンの基礎情報はもちろんのこと、メリット・デメリットが知ることができます。
記事を最後まで読んだ頃には、プロが薦める担保なし住宅ローンもわかります!
担保なし住宅ローンの基礎知識
まずは担保なし住宅ローンの基礎知識についてご紹介します。
担保なし住宅ローンとは文字通り、担保なしで利用できる住宅ローンのことです。
普通の住宅ローンには担保が設定されており、担保対象は住宅ローンで購入することになる不動産そのもの。
担保は返済が滞った時に没収するために存在します。
住宅ローンの場合は担保になった不動産を、銀行が裁判所の力を使って没収し、売却することで貸し出した金額を回収することになります。
一方、担保なし住宅ローンは不動産を担保にしていないため、滞納しても没収されない特徴を持ちます。
同じく担保なしローンの代名詞である「カードローン」や「フリーローン」の仲間と考えるとイメージしやすいのではないでしょうか。
担保なし住宅ローンの特徴は多数ありますが、中でも特筆すべきなのは「通常の住宅ローンよりはるかに融資限度額が低い」ことです。
担保がないので仕方のないことではありますが、500~1000万円が限界です。
普通の住宅ローンの限度額が1億円であることと比べると、いかに限度額が低く設定されているか理解できるのではないでしょうか。
また返済期間も普通の住宅ローンよりも短く設定されています。
一般のローンは最大で35年間、場合によっては50年まで可能ですが、担保なし住宅ローンは15~20年が最大返済期間です。
さらに金利も一般的な住宅ローンよりも高く設定されています。
一般的な住宅ローンは0.3%~1%台の超・低金利ですが、担保なし住宅ローンは3%~4%とかなりの差がついてしまいました。
このように様々な条件が一般の住宅ローンよりも悪くなっている「担保なし住宅ローン」ですが、既存の住宅ローンと併用することが可能です。
その特徴を活かせば、別荘やログハウスなどセカンドハウスの取得のために使えるでしょう。
また既存の住宅をリフォームするために利用することも可能です。
担保なし住宅ローンのメリット
ここまでは担保なし住宅ローンの基礎情報についてご紹介しました。
担保なし住宅ローンがどんな金融商品なのか理解していただけたと思います。
次にお伝えするのは、担保なし住宅ローンを利用するメリットについて。
担保なし住宅ローン最大の利点は、融資まで期間が短いことです。
担保なし住宅ローンは、通常の住宅ローンでは当たり前に行われている不動産の担保審査過程がごっそりなくなっています。その分、審査期間が早くなっているのです。
審査過程はどちらかというと、即日利用可能でお馴染みのカードローンに似ています。
キャリア・所得・勤続年数など申込者の情報だけを機械的に検討される仕組みです。
銀行によってはカードローン審査のシステムを流用しているのか、住宅ローンとは思えない審査スピードを実現しています。
一般的な住宅ローンが1か月~2ヶ月かかりますが、担保なし住宅ローンは1週間程度と、圧倒的なスピードを実現しました。
審査スピードが本当にスムーズなため「担保なし住宅ローンを使う」と言えば、不動産業者や売主にも好まれるでしょう。
また、一般的な住宅ローンと違ってセカンドハウスや別荘を対象に融資を組むことができるのも大きな魅力でしょう。
リフォームにも使えるので、中古マンションや一戸建て住宅を低価格で購入して改造する「リノベーション」とも相性が良いと言えます。
担保なし住宅ローンのデメリット
前章では担保なし住宅ローンのメリットについてお伝えしました。
担保なし住宅ローンにはどのような魅力的なメリットがあるのか、お分かりいただけたのではないでしょうか。
次にご紹介するのは、担保なし住宅ローンで土地活用するデメリットについて。
担保なし住宅ローンの欠点は、金融商品としてのスペックが低いことです。
最大返済期間・最大借入金額などが普通の住宅ローンと比べて低すぎます。特に金利は大きな問題点でしょう。
担保なし住宅ローンは没収できる対象がないため、金利を高く設定することによりリスクを解消する仕組みです。
その影響のせいか、普通の住宅ローンと約2~3%以上も金利差がついてしまいました。
また、提供している銀行が地方銀行や信用金庫に限られているのも問題でしょう。使い勝手の良いネット銀行などは軒並み提供していません。
メインバンクをネット銀行にしている場合、わざわざ地元の地方銀行や信用金庫の口座を開いて利用することになります。
担保なし住宅ローンを利用する際の注意点
ここまでは担保なし住宅ローンのデメリットについてご紹介しました。担保なし住宅ローンにはどのようなデメリットが潜んでいるのか、理解していただけたと思います。
次にお伝えするのは、担保なし住宅ローンを利用する際の注意点について。
担保なし住宅ローンを利用するなら、以下のポイントは注意しておく必要があります。
担保なし住宅ローンを利用する際の2つ注意点
- 審査が厳しい
- 団体信用保険がついてくる
それぞれのポイントの詳細は、次項より深ぼっていきましょう。
審査が厳しい
担保なし住宅ローンは担保となる不動産がないため、申込者本人の審査だけを行います。申込者だけに審査が集中するため、普通の住宅ローンよりも審査が厳しくなっています。
とくに信用情報(=ブラックリスト)のチェックはかなり厳しくなっており、既存のローン商品で一度でも延滞があれば即否決となってしまうでしょう。
通常の住宅ローンの場合は1ヶ月程度の延滞なら見逃してくれる場合もありますが、担保なし住宅ローンの審査になると話は違います。
また担保なし住宅ローンは、勤務先や家族構成をかなり重要視します。普通の住宅ローンと違って、扶養家族の人数によって否決になることもあるでしょう。
勤務先企業のネームバリューも審査結果にかなりの影響を及ぼします。
団体信用保険がついてくる
団体信用保険とは、一般的に「団信」と呼ばれる住宅ローンについてくる保険のこと。
返済中の住宅ローン利用者が死亡したり、重傷を負ったりして住宅ローンの残りの金額を返済することができなくなると、保険会社が代わりに返済してくれます。
団体信用保険は銀行が返済不能のリスクを回避するために、住宅ローン利用者に強制的に加入している保険です。普通の住宅ローンでは団体信用保険の利用が必須条件となっています。
基本的にカードローンなど、担保なしの金融商品には団体信用保険を強制加入にしないのが普通です。そのせいか、担保なし住宅ローンは団体信用保険いらずのローン商品だと思われがちです。
しかし担保なし住宅ローンも、団体信用保険が強制加入の対象となっています。つまり保険適用の審査を通過しなければローンが否決になってしまうのです。
団体信用保険の審査は、通常の住宅ローンよりも厳しくなることはあまりありません。しかし、仮に団体信用保険審査で否決された場合には、担保なし住宅ローンを利用するのは非常に難しいと言えます。
プロが薦める担保なし住宅ローンとは
前章では担保なし住宅ローンの注意点についてお伝えしました。
担保なし住宅ローンを利用する際、どんなことに注意すべきかお分かりいただけたのではないでしょうか。
最後にご紹介するのは、おすすめの担保なし住宅ローンについてです。
担保なし住宅ローンは銀行にとってリスクの高い金融商品のため、全国的に有名な銀行はあまり取り扱っていません。
もし担保なし住宅ローンを利用するのであれば、読者のみなさんがお住まいの地域に根付いた地方銀行や信用金庫に足を運ぶことになるでしょう。
例として、今回紹介するのは全国どこの地域にでもある「JA」「ろうきん」の担保なし住宅ローンにしました。
「JA」「ろうきん」は担保なし住宅ローンを提供している金融機関の中でもトップクラスの商品スペックを誇ります。
各地域の支店によって多少条件は異なりますが、金利・返済期間・限度額ともに担保なし住宅ローンの中では最高水準で、金融機関としての安心感・信頼感も抜群です。
また「JA」「ろうきん」ともに使える人が限られていると思われがちですが、実は無条件に誰でも使えます。
まとめ
以上、担保なし住宅ローンについて必要な知識をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
担保なし住宅ローンの基礎知識はもちろんのこと、メリット・デメリットについても理解いただけたと思います。
もし担保なし住宅ローンの利用を検討しているのであれば、今回ご紹介した知識をぜひ参考にしてみてください。